卵めんとは

長崎から江刺岩谷堂(現奥州市)に伝えられた卵のめん

今から300年前、遠く長崎からキリシタン信者 松屋十蔵が岩手を訪れ、交易地として栄えた舟と蔵の町・江刺岩谷堂を永住の地と定めました。
十蔵はオランダ人から伝授された、鶏卵をふんだんに使った「蘭麺」を伝え、売りだしました。
明治の元老・板垣退助翁が来県、賞味の際「卵めん」と命名し、今に至ります。
素麺のように細く、しなやかでしゃきしゃきとした食感は受けつがれ、これがいまの「卵めん」(らんめん)のはじまりと伝えられています。


滋味ゆたかな味わいの究極めん

滋味とは、豊かで深い精神的な味わいを表します。
当店の卵めんは冷たいめんつゆはもちろん、熱い洋風スープや中華スープなどいろいろなレシピでお楽しみいただけます。懐石ふうに盛れば上質なおもてなし料理にも。
伝承300年の歴史に育まれた美味しさを心ゆくまでお味わいください。


無添加づくり300年

弊社の卵めんは小麦粉、食塩水、そして卵の3つだけで作っています。
保存料や着色料を一切使用しない全国でも希少な卵めんを専門とした製造所です。
小麦本来の美味しさに鶏卵の風味が加わって味わい深い素麺になっています。
箸で摘まんだ卵めんは、ほんのりと卵の甘い香りがして、噛むほどに旨味を感じられるそうめんです。
また、茹で伸びが遅い卵めんは、お鍋の〆や市販パスタの基を使った何んちゃって明太パスタもお勧めですので是非お試し下さい。


吉田製麺の卵めん ヒストリー